基音の過剰に気づける力 2021年4月21日 最終更新日時 : 2021年4月21日 本荘 悠亜 基音と倍音、両者のバランスを考えながら弾いても、たいていの場合、基音が勝ちすぎている。 基音が勝ちすぎていると、塩気の多い味噌汁みたいでくどい演奏になる。 でもその味に慣れていると、基音がなくなった時に何か物足りなく感じてしまう。 ふわっとだしが香るお味噌汁にしたければ、倍音の量が気持ち多めでもいい。最初から倍音基準で演奏していれば、徐々に耳が慣れてきて、心地よくなってくるし、基音をガツンと使うべき場所もわかってくる。 基音の過剰に気づけたとき、引き算の演奏ができる。 Follow me! FacebooktwitterHatenaPocketCopy