現代ピアノ奏法

現代ピアノ奏法
基音の過剰に気づける力

基音と倍音、両者のバランスを考えながら弾いても、たいていの場合、基音が勝ちすぎている。 基音が勝ちすぎていると、塩気の多い味噌汁みたいでくどい演奏になる。 でもその味に慣れていると、基音がなくなった時に何か物足りなく感じ […]

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現代ピアノ奏法
「最短距離」は最短ではない

遠い跳躍や、ポジション移動の時に、「鍵盤から鍵盤へ最短距離で移動して準備しましょう」と言われたことはないだろうか? 自分もよく言われてきた。それで、次の鍵盤へすごいスピードで平行移動し、たどり着いたことを確認して打鍵を始 […]

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現代ピアノ奏法
ゆっくり練習恐怖症、なぜこわい?

ゆっくり練習をしなさい!と言われ、遅いテンポで練習することはよくあるだろう。 私はこのゆっくり練習が大嫌いを通り越し、恐怖症だった。レッスンで「ここ弾けてないけど、ゆっくり練習した?」と聞かれるたびに、曖昧な返事を繰り返 […]

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現代ピアノ奏法
姿勢をよくしよう、と考えなくていい

姿勢をよくしよう、として意気込んで弾き始める。でも、途中で自分の姿勢が悪くなっていることに気づいては、またハッとして直す。それでも数分後には戻っている。 こんなことを繰り返してきました。しかし、そんなエンドレスループも少 […]

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現代ピアノ奏法
自分は自分であり、他の誰でもない

このことに気づけるのに長らく時間がかかった。 自分は自分であり、名演奏家や他のピア二ストと比較しても意味がない。 比較してしまうなら、なんでそんなに比較してしまうのかよく考えるべき。それは自信がないからだと思う。 かつて […]

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現代ピアノ奏法
鍵盤を目的地にしない

ピアノに向かっていると、どうしても「自分」対「鍵盤」という構図ができてくる。 鍵盤を鍵盤ととらえないで何か別の物体だと思ってみたらうまくいくかもしれない。たとえば、鍵盤は多少浮き沈みのある床だと思ってみたらどうだろう。鍵 […]

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現代ピアノ奏法
鏡を見ながら弾こう

大学の練習室には、大きな姿見があることが多い。鏡のある部屋で練習するときには、いつも至近距離に鏡を持ってきて、それをずっと見ながら弾いていたりする。 鏡を使った練習で一番よくわかることは、身体感覚と実際の姿勢には大きくず […]

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現代ピアノ奏法
「おばけの手」の効用を言語化してみる

ピアノの指導でよく使われる言葉、「おばけの手」。「卵型の手」は徐々に淘汰されてきていると思うが、「おばけの手」はセミナー等でもよく聞く。 そしてこの「おばけの手」はよく効く。 このおばけのポーズが、単に「脱力」という意味 […]

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現代ピアノ奏法
不安定でいい。支えなくていい。

現代ピアノ奏法を学ぶまで、とにかく安定した演奏がしたかった。そのために、音の粒を揃えたり、しっかりと指先で鍵盤を支えて、少しでも安定感が出るように努力していた。 現代ピアノ奏法に出会って、その考えは180度変わった。 現 […]

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